…うっかり見ちゃうと、ダラダラ見続けちゃうんだよね。

うまいコメントもツッコミも、ヨタすら思いつかなかったりするので、サッカー以外ほとんど触れてないが、実はけっこう見ているんです>アテネオリンピック 書かないのは別にオレなんぞの感想だの勝手レポート書いても面白くないから。少なくともオレは面白くない。てめえでノレないコトなんざ、いくら書いたってしょうがねぇべ? 
柔道は今まで男女とも一通りチェック。それ以外、ようやく始まった陸上競技、体操、水泳、野球、バスケットボールとか。まぁ、サッカー並みにキッチリチェックしてると云えるのは柔道くらいか。ワザのかけあいが見てて面白いんだよな。国粋主義者じゃないけど、小兵な日本人がでっかい外人投げ飛ばすのを見ると喝采を送りたくなる。オレがチビのせいもあるんだろうけど、楽しいモンは楽しいから仕方ない。外人は腕も足も長い、馬力も腕力も相当なモンだろうに、相手の力を逆手にとって利用して、ひっくりかえしたり、ぶんなげたり。姿三四郎や柔ちゃん(<マンガのほうな)に燃える気持ち、よく理解できる気が。
まぁ、中学高校と一応授業でやってたので、多少ならワザも見てる分にはしっかりわかるってのも大きいかな。同級生で野球部出身、怪力自慢の入山くんってのに、一度締めワザで「落とされた」コトもある。締め技をかけられてすぐ、「ギブアップ!」と畳を叩いて知らせたんだが、向こうは平然と締め続けて、ほどなく目の前がまっくらになった。文字どおりブラックアウト。その間、とにかく頭のなかにナニも映像も情報も浮かばなかった。虚無の世界。あれこそ、デッドゾーンってヤツか?  
……気付いたら、赤ら顔のおかしなオヤジさんだった柔道教師が腹をポンポン叩いてた。側にいた当時の親友いわく、「目がくるり、と白目を剥いた」とか。「『ギブ』って云わへんからや」と当の入山くんは憮然としていたが、オレが覚醒しなかったら一大事! と内心慌ててもいたそうな。
卒業以来会ってないが、あいつ、どうしてるんだろう? 柔道を見るたびに、この「落ちた」体験を思い出す。意外と気持ちよかった、つうか妙な解放感もあったりしたなぁ。「再現」してもらおうとは思わないけどね。よい子のみんな、真似しちゃダメよん。