「アマルコルド・ニーノ・ロータ〜ミュージック・フロム・ザ・フィルムズ・オブ・フェリーニ」

「アマルコルド・ニーノ・ロータ」は今年つごう3枚買ってる。今回、ようやく欲しかった国内盤が入手できた。嬉しい。
偉才ハル・ウィルナーのプロデュースの下、カーラ・ブレイ・バンド、ビル・フリゼルジャッキー・バイアードスティーヴ・レイシーといったジャズ周辺の異能派ミュージシャンが奏でる、珠玉のニーノ・ロータフェリーニ音楽集。サイコーです! デボラ・ハリー(スキャット)&クリス・スタイン(ギター)の夫婦コンビもいきなり参加してたりするし、聴けば聴くほど興趣深まる。こういう企画盤、もっとやって欲しいな。
ちなみに、オレが一番好きなのは、デイヴィッド・アムラム・クインテット演奏による『サテリコン』。映画本編は音楽は凄いけど、けっこうダルな構成なんで、それほど好きでもないんだけどさ。いま見直すと違うのかなぁ? フェリーニ映画祭、来年あたりまたやってください>イメージフォーラムさん
で、改めてライナーノーツ見直してたら、コレ、1981年発表で、ハル・ウィルナーはなんと若干25歳(!)の時の作品(驚)マジかよ、なんなんだ、この若さで、異種格闘技風の取り合わせながらの奥ゆかしさ、音の生み出し方の老成ぶりは? 天才ってのはいるモンだなぁ……とひとりうなりまくる夏の夜明けなのであった。