小松左京、怪気炎。

ちなみに、個人的には、地震が起こると日本沈没をやたら思い出したり。言わずと知れた72年、わが誕生年の超ベストセラー。コレのTVドラマ化したヤツを幼い頃見て、泣いたのを覚えている。けっこうトラウマものでしたわ。
実は昨日、タイミングよく(?)映画版のDVDが発売されたりしてて。コレ絡みで作者・小松左京インタビューが「映画秘宝」最新号とかで読めます。「秘宝」のヤツでは、「出版がカッパ(光文社)だったから、お色気を入れた」なんて内輪事情までノホホンと語ってて、この爺、さすが商売人! なんて感心したり。
まぁ、該当箇所は今読むと別段ヤラシくもないんだけど、読んだ当時はまだ中学生だったから、多少ながら刺激くらいは。「唇を離さないで! わたし、とても大きな声で叫ぶの」なんて台詞がたしかあったなぁ<覚えてるのかよ!(さまぁ〜ず三村調で) 
映画ではいしだあゆみがやってたヒロインの台詞ですが、原作ではあんなスレンダーじゃなくグラマー(死語)な令嬢って設定だったんで、なんだか違和感があったり。いや、いしだあゆみでもイイんですけど、なにしろ主人公が“仮面ライダー”こと藤岡弘(現・藤岡弘、)ですからして、その相手役には線も体も細すぎでっしゃろ? てなもんで。じゃあ、誰ならよかったんだよ? って聞かれると難しいんですけどね。TV版は由美かおるだったらしい(<愚生、記憶になし)が、せっかくの映画版でヴォリュームダウンしてどぉする、と今さらなツッコミを入れたいね。マニア系な人はしょうもないコトであれこれやきもきいたします。
「オールヌードで、水中撮影やってほしかったなぁ……無念」(小松左京・談、前述書)
……オヤジッ! いーかげんにしなさい!