チアフル・インサニティ・オブ・ジャイルズ・ジャイルズ&フリップ/ジャイルズ・ジャイルズ&フリップ

cheerful.jpg

育ちは悪そうじゃないにせよ、いかにも歯列矯正してない感じの英国郷紳*1トリオ、ふやけ、ニヤケた顔で揃い踏み。音はちっとジャズ風味もまぶしたフォークソング、ジャケどおりほわほわ焦点定まらないが、ま、微笑ましいモンだ。
もっとも、3人中小首かしげて愛嬌ふりまきぶりッコ(死語)してるメガネ鬚のあんちゃんが、翌年、泣くコも黙る最強バンドを結成し、以後、世界中にプログレッシヴ・ロック旋風を巻き起こすとは、一体誰が予期したコトであろう。
この男こそ、ロック界最凶の<偉大なる詐欺師>ロバート・フリップ。卵顔、メガネの奥で常に冷たく光る笑わない目、いかにも酷薄そうな上クチビルが目印だ。ヒトは見かけじゃわからねぇ、生きてりゃいつかは化けるコトもあるってこった。用心しろよ、てめえら!
ニヤケ度:☆☆☆
田舎モン度 :☆☆☆☆
その後の大化け度:☆☆☆☆☆

*1:漢字で書くとカッコいいかもだが、要は田舎のボンボン地主どものこった。爵位持ってるからってエラソーな顔するんじゃねぇ! ウチの田舎の地主の息子なんざ、ノゾキ魔のドカタだったかンな<比較対象間違い