『新・座頭市 I』第21話「契り髪」

かげろうお銀座頭市と入浴したりするとエロいぃのだが、そーゆー不真面目なエピソードではないから、サービスカットは特になし(汗)裾を恥ずかしげにたくしあげたりする場面はあるし、各所でエロティックではあるけど。
前シリーズ『座頭市物語』の最高傑作のエピソードで悪逆な八州見廻役人を怪演してた峰岸徹が再登場。今回も陰惨で粘着質な悪役で見せる。

原作:子母沢寛
脚本:中村努
監督:勝新太郎
音楽:村井邦彦
制作:勝プロ/フジテレビ


座頭市勝新太郎
およう:由美かおる
独眼竜の清次郎:峰岸徹
紅屋儀兵衛:桑山正一
磯吉:南祐輔
初蔵:岡部正純
ほか

由美かおる出演作はくまなくチェックしてるワケじゃなし、確言なんて出来るわけないが、やはりカツシン、彼女の最高傑作の1本は撮りあげてしまったんじゃないかと。カツシン自身の演出となると、彼自身も演技の熱の入り方が違うし、画面にも緊張感が漲る観あり。
カツシンと組んだカツドウヤ連中が口を揃えて「アイデア先行でまとまりには欠ける」とやや冷たく評する勝新太郎演出作だが、実際のところ、彼にしか撮り得ないショットがふんだんにあるという時点で天才性はまぎれもなく、今後はもっともっと検証&再評価されてしかるべき。
たけしと比較するのがわかりやすいんだろうな。