ボルトンVSアーセナル@リーボック・スタジアム

天敵ボルトンにまたも苦しめられまくり。後半中盤、巻き返しに出るまでは今季最悪な守勢一方の展開に。血縁関係も何もないハズだが、またもテイラーにやられたりして(汗)
ディアビ、身ごなしはヴィエラみたいでそれなりに使えそうなのに、肝心なトコでスパイクの裏見せてすねにタックルと無用なラフプレーで一発退場。エドゥアルドの意趣返しを今さらやったのか? 「江戸の仇を長崎で」討ってどうする!
中盤すっとばしロングボール放り込みまくり、カウンター一辺倒のパワープレー、ファンタジーのカケラもないチームにアーセナルはどうも弱い。 ユナイテッドならそんな相手でも力でねじふせ切り裂いて撃破してしまう豪快さがあるんだけど、ヴェンゲルのアーセナルは残念ながら繊細なパスサッカーで崩すチーム。要所をおさえられるとたちまち弱くなるんだよなぁ。
それでも、やはり今回も「追われる者より追う者が強い」の絶対真理は生きていた。久々にキレるプレーしてたディウフを下げて守りに入ったボルトンに対して、温存予定だったアデバヨールウォルコットを投入、しかも3バックと前がかりな姿勢で逆襲に出たヴェンゲル采配、ズバリ当たった。高さだけはあっても足元が巧くなく前線でボールキープがほとんどできないベントナーと違い、アデバは軽やかな足技でタメをつくり、ゴール前でチャンスメイク連発。ゴールこそできなかったが、今季、この男の貢献度はやはりでかすぎ。
昨季までのアーセナルはパスワークばかり優雅なだけで勝ち切ろうとしない淡白さがあったが、今季は血気盛んな若手ばかりで負けん気が前面に出まくるようになった。コレでなくてはプレミアリーグは勝ち抜けませぬ。美しいだけじゃダメなんだ!