気取らない唄い方のなかにもそこはかと詩情が漂い、、、

Tigerlily

Tigerlily

バックが特にヒネリもない簡素なサウンドでも、唄声そのものに存在感があると、それだけで聴いていられる。一概にいえないが、アメリカのミュージシャンのアルバムではよくあるから聴くほうは嬉しい悲鳴といった具合。やっぱりいいですねナタリー・マーチャント。ジャケの写真は何やら物思いにふけっている感じでネクラっぽいが、インナースリーブでは爽やかに微笑んでたりするし、音自体も開放的でポジティブ。名盤とまでいかないまでも、まちがいなく好盤ではある。