なんちゃってDJ第4回。

毎月恒例、中華名曲喫茶。回を重ねるごとに楽しくなりますな!

1.ウルトラヴォックス「アストラダイン」
YMOの兄弟分としても知られたニューウェーヴテクノポップ・バンドの名盤「ヴィエナ」の冒頭を飾る超強力インスト曲。いずれこういうインストナンバーだけかけたいモンです。。。

Vienna

Vienna

2.ラロ・シフリン「『ダーティハリー』:Dirty Harry's Creed
今回のウラテーマは映画劇中曲。クリント・イーストウッドの世にも名高いキメ台詞に次いで流れ出す、鉄の味しまくりな暴力的スコア。ぶいぶい煽りたてるベースが強烈!

Dirty Harry Anthology

Dirty Harry Anthology

3.クリス・アイザック「バッド・バッド・シング(ニュー・ヴァージョン)」
映画『アイズ ワイド シャット』で、トム・クルーズニコール・キッドマン元夫婦が痴態さらす予告編時からバックに延々と流れて記憶に残ったシンプルなロックナンバー。いかにも米国産タフガイといったハンサムな容貌のアイザックは、デイヴィッド・リンチの『ワイルド・アット・ハート』『ツイン・ピークス ローラ・パーマ−最期の7日間』などでも活躍。

アイズ・ワイド・シャット オリジナル・サウンドトラック

アイズ・ワイド・シャット オリジナル・サウンドトラック

4.ジョイ・ディヴィジョン「ラブ・ウィル・テア・アス・アパート」
栄光を目前に夭折したロック詩人イアン・カーティスが残した超名曲。すぐにもフッと消え入りそうなさびしげで切ないメロディラインとボーカルに思わず男泣き! ファクトリーレーベルの内幕を追ったセミ・ドキュメント映画『24アワー・パーティー・ハッピー・ピープル』ではスキャットナンバーで一瞬カヴァーされてたりしました。

サブスタンス

サブスタンス

5.八木美知依「ザ・バイシクル・ライド」
おなじみ世界屈指の十七絃箏奏者、八木美知依さんのアルバム「SEVENTEEN」より。青春時代の想い出を甦らせてくれるような哀愁の旋律が聴ける佳品。

Seventeen

Seventeen

6.R.E.M.「イミテイション・オブ・ライフ」
円熟の境地へ入った米国屈指のロック・バンドが21世紀一発目に放った力作シングル。黄金の50年代を彷佛とさせるノスタルジックなムードのビデオクリップが素晴らしかった。題名はおそらく、ハリウッド最高のメロドラマの創り手だったダグラス・サーク監督の名作『模倣の人生』の引用と思う。自ら映画製作も手掛ける映画狂のマイケル・スタイプらしい曲。

7.ピーター・ガブリエル&ディープ・フォレスト「ホワイル・ジ・アース・スリープス」
ジェームズ・キャメロン脚本&キャスリン・ビグロー監督という元夫婦の最強コンビが前世紀末に放ったサスペンス・ロマン快作のエンドクレジット曲。
黒人美女ガードマンに守られっぱなしのトロくさい軟弱男がジュリエット・ルイス扮する元カノ歌手をデレデレ追うだけというマッチョ激怒なストーリーゆえ全米では大コケしたが、何考えてんだか、傑作だよケッサク! 並みのマッチョの百倍は肝っ玉あるビグロー姐御の男気炸裂、ハート鷲掴みの突発的なアクションを見よ! まー世紀末って銘打っておいて、1999年12月31日ってなナンだ? ってトホホ設定ではあるけどね。必見!

ストレンジ・デイズ

ストレンジ・デイズ

8.フランク・ザッパ「Gスポット・トルネード」
何をおいても天才中の天才フランク・ザッパが1986年コンピュータ楽器<シンクラヴィア>一台でつくったグラミー賞受賞作「ジャズ・フロム・ヘル」の看板曲。四方八方意識飛びにトンでるイキ逝き昇天ソング。まさにGスポット黄金の中指でひとくじりされるような、いかがわしいけどごっつ気持ちがよござんすなハイパー・トリップ・ナンバー。どこまでも下品で最高ザッパ大将!

Strictly Genteel: Classical Introduction

Strictly Genteel: Classical Introduction