1950年レッドパージの嵐が吹きまくったころ、新劇俳優・加藤嘉と結婚した山田は世間から“アカくなった”といわれた。そのとき、彼女はハッキリと言いきる。
「貧乏を憎み、誰でもまじめに働きさえすれば幸福になれる世の中を願うことがアカだというのなら、私は生まれたときからアカもアカ、目がさめるような真紅です」
何も付け加えることはない。日本が誇る究極女優、さすがの言である。*1
- 作者: 竹中労
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2001/06
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*1:追記:2005年当時