中村敦夫

木枯し紋次郎』以前に、硬派の活動家兼コメンテイター(代議士というイメージではない)として、中村敦夫を知った。TBSでやってた『中村敦夫の地球発22時』(1984年10月〜1988年3月)をたまに見ては、クールな面ざしからほとばしる熱い口調に感銘を受けたものだ。しかしTBSの局内事情で番組時間が本人の意向を無視して変更になった際、中村氏は

「私は電波芸者ですから、呼ばれれば、どこにでも行きますよ!」

なんて、TBSに向けて痛烈な皮肉コメント。これが局上層部の逆鱗に触れ、番組中止、中村氏は降板の憂き目にあい、その後今に至るも、TVでは目立った発言が見られなくなってしまった。
思えば、この頃から毒舌ながら快刀乱麻を斬るごとき名コメンテイターがTV界から駆逐されだした気がする。山城新伍とかさ。いまも平気な顔して問題発言カマすのは立川談志くらいだが、それもダチでもある石原慎太郎の顔きくMX-TV上くらいだからなぁ。
年寄りくさいから云いたくねぇけど、オレが子供の頃は、TVってなもっともっと、過激で面白かったんだぜぇ!!!