『ラスト・ワルツ 特別編』鑑賞。

ラスト・ワルツ〈特別編〉 [DVD]

ラスト・ワルツ〈特別編〉 [DVD]

レコード・コレクターズ」2002年6月号で内幕などを読んでしまったせいか、ロビー・ロバートソンのゴリ押しぶりをやけに感じてしまったが、演奏には文句なし。テクニックじゃない、魂でひたすら聴かせる武骨な味わいに、ただ感じ入るのみ。レヴォン・ヘルムとリチャード・マニュエルのたたずまい、枯淡の境地。
しかし、ゲストはジョニ・ミッチェル、そしてニール・ダイヤモンドとかよくよく聴くと全然噛み合ってないよね。ニール・ヤングも実は似て非なる立ち位置だし。演奏は全体的にお祭りらしく、テンション高まりまくりという感じではない。まぁでも、オトナのロックだね、マジ。ガキの頃にゃ真価がわからない、いやわかってたまるかッ! てな音だ。屈強で骨太。コシとタメ入りまくり。萩原健太センセイが書いてたけど、ホント、トシ喰ってこそわかってくる音楽ってあるもんですねぃ。