フランスVSイングランド

「信じようと信じまいと!」-ロバート・リプリー

……なんじゃそらぁ……口あんぐり状態っす、いま。
えーと、ユーロおよびサッカー関連で来られた方、フランスVSイングランド戦の結果について触れてますので、未見の方は後刻どうぞ。

久々に腰を抜かす試合展開でした。
マジですか、ホントに。
詳しい分析は識者の方のサイトなりでどうぞ。以下はボンクラの感想です。
オレ的には見出し2行で済ませたいかも。

ジダン、やっぱり宇宙人!?
頼むよ、ジェラード……

あのですね、フランスはハッキリ云って優勝しか狙ってない、ゆえにまだ本気モードじゃないし、まだ初戦ってコトも考慮して本調子に戻そうともしてないんじゃないかな? などと見る前から思ってはいたんです。ゆえに、イングランドにも勝機は充分あるなと。ただ、それにしても、血気にはやるイングランドにあまりに押しまくられ過ぎてるんで、あーやっぱ、王者フランスも完全に「黄昏」の時代に入ったな、なんて寂しい気になってしまって。ジダンザビエル頭にさしてた後光も薄らいだなァ、って(笑)。
そしたら、ロスタイムに入っていきなり、なんですか、鈴木みたくピッチ走り回りが信条のヘスキーがやらんでもいい守備かましてファウル。うわッ、こらまた、おどれッなんちゅうことさらすねん! で、そそくさとボールに寄ったジダンが右足フリーキック一閃、一挙に同点ですよ(驚)。さっきまでシュートもふかしまくってた癖に、すごいね、やっぱこの男。常人やないわ、宇宙人や。
まぁ、それでもね、前半、ガリー・ネヴィルがエリア内で思いっきりハンドしてるのにPKとられなかったとか、正直、「ごっつぁん」なジャッジにも助けられてたから、ま、ドローは順当な結果やな、と思うことにしたんですよ。そいたらなんや、そぅムリムリあきらめた途端に、ジェラードがトチ狂ったようなバックパス(クリアボール??)ゴールマウスに放り込んで、しめたとばかり飛び出したアンリを、ジェームズが慌てふためき、体横倒しにして制止したわけですわ(怒)
……お前らな、アホかと、バカかと。おぃおぃ、ロスタイムやっつぅねぇん。逃げきりだけ考えればエエやんけ! 皆で連係して、タマはしっかり外に蹴り出せや、外に! 
イングランド最大の弱点、メンバーが若手中心で血の気の多さゆえの精神的もろさってヤツが露呈した、って感じですかな。ただでさえゴールキーパーが圧倒的に力量不足なのに! 
ありきたりなまとめ方でしょうが、今回はそれが露骨にわかりやすく出た気がする。
もっとも、かといって、フランスがこれで調子づく、とも思わないんですけどね。今日みたいな試合展開が続くと厳しいんじゃないかと。頼みのアンリがさすがにリーグ中の奮戦でエネルギー切れみたいな観もあるんでね。
あー、参ったまいった。ま、こういう予想外の出来事があるから、サッカーはオモロイ。ナマでこそ見る価値があるってモンでげすな。*1


あ、そういや、最後のジダンがあまりにあまりだったんで記憶も雲散霧消したけど、ベッカムフリーキックも絶品でしたな。あいつの右足クロスはいまだ世界一だと思うでごんす。
ココまで読んで下さって、「ちッ、トーシロがナマ書いてんじゃねぇよ」って思った方、プロ中のプロの方のレポートもどうぞ。
http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topics_2.folder/04_euro_6.13.html
あたくし個人は湯浅センセイ、正直やさしすぎるんじゃないの? なんて最近はひがんでいるんですけどね。いやはや。


*1:追記。冷静になってビデオを見直したら、ジェラードがまるきり意図不明なバックパスだかクリアボールだかをゴール前に蹴っているんですね。それがアンリへの絶妙なクロスになってしまったというバカバカしさ。当初、ジェームズくんに罪をすべておっかぶせてたんですが、謹んで、先走って間違いを書いた箇所は訂正しました。ま、ヤツが信用ならない事実自体は変わらないんですけど。頼むよホント、ジェームズくん。