為朝登場!

…『グラディエーター』あたりを意識してるのかな?w>『平清盛
視聴率低下だからって低次元なレベルで迎合しまくりなヌル〜い路線に行きかねない危険な空気もちょっと芽生え始めているのだが、絶対、ガチムチでやるならやらねば
源為朝橋本さとし)と弁慶(青木)だけは『グラディエーター』、ローマ剣闘士かッ!なんてノリにして、ゴリゴリに暴走させるべきっしょ。松ケン平家がファミリードラマに走ってるんだから、源氏はガチンコ筋肉番付路線しか選択肢なし。キャラの対比をもっともっと明確にすべき。劇画な実写を目指してほしい。

グラディエーター

グラディエーター

現時点だと大友氏演出のときの『龍馬伝』と同じ轍を踏んでる観も。メインDだと主要俳優全員はもちろん、情報量も目一杯いっぱい盛り込もうとしすぎて、かえってストーリーがわかりにくくなってるという。個人的にはいびつな感じもまた良し、遊びですから楽しまん♪ という具合でもあるんだけど(笑)


それにしても『江』ほどじゃないが今回の脚本もダメ。台詞で状況どころか、キャラまでも説明してしまってはいけない。わかりやすい比較例では『カーネーション』で誰が台詞でキャラ説明をしたか? という。「このアホ娘どもが!」なんて乱暴な台詞だけでも、アレだけオモロいシーンがナンボでも撮れるんだからして。
結局、脚本家が歴史を理解していないばかりか、自分なりのキャラも創造しきれてないから、各人を「活きる」「活かす」台詞が出てこず、演出しようにも限界があるってことなんだな。キャラを強引にでも自分のモノにしてしまう役者が比較的多めなので、何とか保っているんだけど。『ゲゲゲの江』はそれすらなかったから無惨だったのだが。
テレビは流し見する視聴者も引き込まないといけないから説明は必要…なんて橋田壽賀子時代の言い訳は時代遅れすぎる。真に強烈なインパクトある台詞ならストーリーなんてわからなくても見入ってしまったりするものだ。無論、台詞を際立たせるのは演出陣の力量次第。今回はまだ頑張ってるのが見えるが。