ぶぃぶぃ言わせてるで!

、、、ミック・カーン信者(爆)としては、いまいちコクがなくてもカーン様がらみのアルバムは聴けるかぎり聴き、集めないと気が済まぬのだ。

ism

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ジャンセン/カーン/バルビエリは「ビギニング・トゥ・メルト」もそうだったが、せっかく3人の強者が揃ってるのにいまいち着地点が見えにくい、ハッキリ言えば散漫な音になってるのが残念。かつてデイヴィッド・シルヴィアンがその役割を果たしていたように、「収束点」のようなモノがあれば密度は飛躍的に濃くなったのだろうが。。。
フレイム

フレイム

リチャード・バルビエリ、今はポーキュパイン・トゥリーの一員らしいけど、このデュオ作はその前哨戦みたいなアルバムだった模様。ジャンセン/カーン/バルビエリが本作でも揃い踏みなのに、ティム・バウネスという出自が違うヴォーカリストがいるだけで、音が随分と整理されているというか、聴きどころが見えやすくなってるように思える。ジャンセン主導のインストらしい7曲目「トーチ・ダンス」ってのが一番カッコいい。ギターのマイケル・ビアパークっての初めて名前を知ったが、注目かも。
いろいろ聴いてきて思ったのは、ジャンセン/カーン/バルビエリの3人、ソロでは各自素晴らしい仕事をしてるが、「JAPAN残党組」として集まると、お互い勝手知りすぎた仲でありすぎてかえって緊張感なくなるのかどうか、いまいち面白くないような気配。やっぱり、良くも悪くもシルヴィアンみたく強烈なキャラがいて、それに拮抗するように音が出せれば、最高の仕事ができるのではないか? まぁ、気が合うとはいえ、単純に「お仕事」なユニットでしかないせいもあるかもだが。