時代&プロデューサーの違いがくっきり。

ニュージーランド出身の異才ポップ兄弟のアルバム、聴き比べてみた。1995年発表の1作目は当時絶好調だったチャド・ブレイクがプロデュース&録音、ロス・ロボスラテン・プレイボーイズあたりとモロ似通う、曲調はソフトでポップなのに触感は妙にヘヴィで硬質という面白い音に仕上がってる。
10年後に出た最新作(?)は、チャド・ブレイクの盟友だったミッチェル・フルームがプロデュース、録音はボブ・クリアマウンテン、マスタリングはボブ・ラドウィグという陣容。さらにトニー・ヴィスコンティジョン・ブライオンと新旧ポップの才人まで参加、低音部はガッチリしながらも、キラキラ万華鏡風の華やかな音世界になってて聴きやすい。10年ひと昔、音もやっぱり変わるものですな、、、ソングライティングはずっと変わらないので、結局兄弟ならではの音になってるんですが、一聴した時の感じの違いは聴き比べると面白いですな。

Finn Brothers

Finn Brothers

Everyone Is Here (Bonus Dvd) (Chi)

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