『ノートルダムの傴僂男』を思い出す。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060726-00000436-reu-ent&kz=ent
宗教の戒律、特にイスラム教に関しては、それが急進派や狂信者の意見であろうと、安易に批判すべきでないとわかっているが、美しい姿態をもつ女性にいきなり「淫ら」などと烙印を押すのは、やっぱり解せない。
人間の本性には正直なほうが自然であり、それが神の真意にもかなうように思われる、、、と真面目に書いてみたが、日頃の不真面目すぎる言動ゆえ、スケベ心の肯定としか思われないのが悲しい。実際、そうですが。
ミスコンに宗教的な理由で批判したりする人を見ると、『ノートルダムの傴僂男』の狂信的司教を思い出す。美しき娼婦に心乱されるあまり、彼女そのものを亡き者にしようとする、悲しき涜神者。キリストの教えを忘れている。

ノートルダムの傴僂男 [DVD]

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あっしはアンソニー・クインジーナ・ロロブリジーダ+アラン・キュニー版が好きです。監督はジャン・ドラノワ、脚本にはジャック・プレヴェール参加。ちと長いけど、名作。見るたび、泣く。
なお、ビデオやTV放映時の題名は『ノートルダム・ド・パリ』。傴僂(せむし)はいまや差別語、放送禁止用語扱いだから。カジモドに失礼だ! あ、いうまでもないが、ラストが改変されたディズニー版は許せんです。