中華屋名曲喫茶・1周年記念!

真似事DJもようよう、板についてきやした。腕はともかく、素材ならぬ選曲には自信アリ。
題して、<暑気払い! 70〜80年代英国発ロック万華鏡>!

1.M「Pop Music(ポップ・ミューヂック)」
M=ロビン・スコットなるいまだにいまいち正体不明な才覚男の一発ソング。ドラムひとつぽこぽこ叩くだけの味も素っ気もないビデオクリップがイカしてたなぁ。
ちなみに、坂本龍一いわく、「プロデューサーで呼んだのに何もしなかった、、、楽器弾けないんだよ!」
今はいずこへ行かれたやらやら、、、U2が<ポップマート>ツアー、オープニングでカヴァしてた。

僕たちの洋楽ヒット Vol.11 1979~80

僕たちの洋楽ヒット Vol.11 1979~80

2.ブライアン・イーノ「Baby's On Fire(ベイビーズ・オン・ファイア)」
言わずと知れた天才アーティストのファーストから、ロバート・フリップ、狂気のギターソロが延々続いてやかましい看板曲を。まさに「射精後の一瞬」(だっけ?)ってアルバム題名にふさわしい。。。
初期ソロ作品はどこかミョ〜にヒステリックな曲が並んでて、文字どおりイ〜〜〜ノよ!

ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ(紙ジャケット仕様)

ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ(紙ジャケット仕様)

3.ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)「Living Thing」
フィル・スペクタービートルズなどなど古式ゆかしき黄金ロックの伝道師ジェフ・リンの才気みなぎる名曲中の名曲! 
ポール・トーマス・アンダーソン監督の力作『ブギーナイツ』でも使われてましたな。

4.ダイアー・ストレイツ「Money For Nothing(マネー・フォー・ナッシング)」
マーク・ノップラー&スティングが競作した80年代MTVを象徴するチョー定番! マーク自慢の特大親ピッキングによるリフがノリノリだぜ!
オレはエリック・クラプトンエルトン・ジョンがトリオ来日した時にナゴヤで見てるでよぉ〜すげかったなも〜

サルタンズ・オブ・スウィング~ベリー・ベスト・オブ・ダイアー・ストレイツ

サルタンズ・オブ・スウィング~ベリー・ベスト・オブ・ダイアー・ストレイツ

5.トム・ジョーンズ「If I Only Knew(恋はメキ・メキ)」
泣く子も黙る伝家の宝刀、オーケストラ・ヒッツ炸裂! プロデュースはもちろんトレヴァー・ホーン様だッ! しかもギター&キーボードはゴドレー&クレームのロル・クレーム! 英国ポップの副将軍が、助さん角さん引き連れて葵御門の印篭見せつけ控えおろうッ、、、てな具合。
コーラスにトレヴァー・ホーンの配下ブルース・ウーリーくんまで参加してたりして、、、お前は風車の弥七か、いやいやうっかり八兵衛かッ!?
うっかりといえば忘れてた、邦題命名みうらじゅんセンセイだッ! どうだ参ったかこんちくしょう者ども控えい控えいこのお方を何と心得るッ頭が高い!……なんて云いながら、元はトムちん炭鉱夫、バリバリ肉体労働者、ヤザワもビックリ成り上がりってのもカッコいいよね(爆)

快楽天国

快楽天国

6.ロバート・パーマー「AddictedTo Love(恋におぼれて)」
80年代、トム・ジョーンズの衣鉢を見事に継いだといえば、もちろんアーノルド、じゃねぇやロバート・パーマ−親爺でキマリ!
プロデュース&ベースはシックの故バーナード・エドワーズ! なんとオレは彼が亡くなる前日、ナイル・ロジャーズと武道館で競演したステージを見てます。全く音が出てなくてヤバいなぁ、、、と思ってたら、翌日突如肺炎だかで急逝、悲しかったのでした。。。
ギターは名手エディ・マルチネス。あっしは坂本龍一のライヴでバーナード・ファウラーと一緒に立ったのを見とりやす。

Addictions 1

Addictions 1

7.ブライアン・フェリー「Kiss And Tell(キッス・アンド・テル)」
トム・ジョーンズ? ロバート・パーマー? おぃおぃちょっと待ったぁ〜誰か忘れちゃいねぃかい? と出ました元祖・チョイ悪親爺、生涯現役いつも「LEON」なニヤケ兄ィをかつぎだし、これにて英国オヤジ・シンガーズ三羽烏そろいぶみ!
コレ、ギターはジョニー・マーなんですよ、知ってた?
ちなきに、ビデオクリップでフリフリ踊ってたねーちゃんはビル・ワイマン援助交際した挙げ句結婚しました。名前忘れたけど(爆)

Tokyo Joe?ザ・ベスト

Tokyo Joe?ザ・ベスト

8.スーパートランプ「Breakfast In America(ブレックファスト・イン・アメリカ)」
このヒトたちも英国出身。アメリカへの憧憬を軽妙洒脱に唄いあげ、眼前にダイナー浮かぶよなイメージ豊かな小曲。
素頓狂なボーカルきかせるロジャー・ホジスンは、この後脱退しちゃったらしい。
ちなみに、ロック狂監督ポール・トーマス・アンダーソンは『マグノリア』で「ロジカル・ソング」「グッバイ・ストレンジャー」を使ってる。

ブレックファスト・イン・アメリカ

ブレックファスト・イン・アメリカ

9.GTR「When The Heart Rules The Mind(ハート・マインド)」
エイジアのジェフリー・ダウンズが、スティーヴ・ハウ&スティーヴ・ハケットすなわちイエスジェネシスの二大ギタリスト引き連れて仕立てた、残務処理系モロ後釜バンド。プログレ残党がゼニもうけにいそしんだ典型的産業ロック! いや、曲もアレンジも最高だし、オレは大好き! こーゆー良質なポップソングがヒットチューンにあがらなくなって悲しいよねぇ〜。アルバムももうすぐ紙ジャケ再発されるけど、傑作ですよん♪

Gtr

Gtr

10.ジェネシス「Home By The Sea」
ティーヴ・ハケットときたら、本家ジェネシスも紹介しないと。ハケット脱退後、フィル・コリンズ主導の下、王道ポップ路線を驀進して一挙にモンスターバンド化。
本曲はライヴでは常にハイライト、二部作で12分以上におよぶ大作ながら、中だるみしない緊張感たっぷり、プログレの良質な部分だけすくいとったようなチョー名曲。二部に入るや、ドラムセット向かってすっとんでいくフィル・コリンズがカッコよすぎ! ホント、こいつのドラミングだけは最高最強! トニー・バンクスの流離華麗なキーボードプレイも素敵よね。

もうひとつのジェネシス?ライヴ後編

もうひとつのジェネシス?ライヴ後編

11.トーマス・ドルビー「Hyperactive !(ハイパー・アクティブ!)」
英国が誇る「教授」ならぬ“狂”授の代名詞的ハイテンション・ナンバー! ニューロマンティックなノリで奏でられるエレクトロ・ファンク! 純粋白人によるファンクチューンとしては最上の出来じゃないかと。90年代に入って音楽活動から引退、IT起業家に転身したが、今年に入ってライヴ活動を再開したそうな。日本にも来てほしいっすね〜

Flat Earth

Flat Earth

どうです? 英国ロックの才人がズラリせいぞろいって感じでやんしょ?
プロデューサー&エンジニアの顔触れが凄いんだよなぁ、こうして列挙してみると。。。

ちなみに、XTC「Senses Working Overtime」もかけるハズだったのに、うっかりCDを忘れてしまった、、、残念!!!