山田風太郎「明治波涛歌」

「あったらこわいセレナーデ」、って昔、ひょうきん族だかのネタであったけど、山田風太郎の作品って一言で言い表すとそんな感じ。
風太郎師いわく「日本のフーシェ」こと川路利由(字あってないかも)がいきなりパリにて、文豪ユゴー見守る前で示現流で銅貨真っ二つにしてみせたり、いきなりゴーギャン&ヴァルレーヌと知り合って、名警部ルコック見守る前で殺人事件の謎解きしてみせたり、はたまた森鴎外舞姫」のヒロインが来日時、思いもよらぬ活躍をみせたり、、、とか虚虚実実ごたまぜになった奇想天外な事件連発にワクワク。
映画館には全然行く気が起こらないけど、読書欲だけは多少戻ってきたかも?