ティナリウェン「アマサクル」

鉄線ひっかき鳴らしてるような、ぶっといギターとベースのうなりに、地から沸き上がるようなコーラスと手拍子が絡み。ぼんやり聴いてると視界が砂埃に覆われていくような錯覚も。それでいて、熱くなく、寒い部屋のなかで聴いても合うほどに不思議にクール。「熱い内に打たれた鉄」の感触とでも申そうか。すばらしい。