ピーター・ガブリエル ライヴ'03@WOWOW

録画しながら、つぃつぃ見ちまった。いやいや、いいじゃないですか!? ジェネシス時代以来、かぶりもので知られた人らしく、ステージ・パフォーマンスはピカピカキラキラ絢爛豪華、ケレン味たっぷりで拍手モノ。猿之助もビックリの逆吊りからタマころがし*1、自転車乗り、果てはライト付スーツ(!<バカ)着込んで「スレッジハンマー」歌いまくり、とあの手この手のギミックで楽しませてくれる。
ブートとか聴くとわかるけど、この人、ボーカルが弱点で、音程とか裏返ったりするのが難だが、今回放映版ライヴではそのへん、うまいこと「処理」してあった様子(一部、口パクと見た)。でも、ンなことはどうでもいい、コレだけのステージ、ちっとやそっとじゃ見れやすまい。ぶぃぶぃ地鳴りのごとくウナりまくるトニー・レヴィンの“フレディ”ベース、新鋭ゲド・リンチのヌケいいドラミング、そしてそれらを束ねるデイヴィッド・ロードの分厚いギターワークと、バックは相変わらず鉄壁。アルバム「UP」ではややミックス過剰と思えた部分が、適度のヘヴィさはしっかり残したまま、聴きやすくなっていて、実にグルーヴィ。たたでさえノリよさげなイタリア・ミラノの観客と一緒に、思わず身体も動いてた。
コレだけ大規模なステージだと来日公演は会場の問題でまず無理。となれば、DVD「GLOWING UP LIVE」、買いかもしれねぇな。

*1:ゾーブ・ボール”という、ニュージーランドで実際に行なわれているスポーツなんだそうな。オレもやってみてぇ〜♪