ルーマニアVSフランス/オランダVSイタリア

予想どおり、スコアレスドローに。
、、、それ見たことかドメネク! 星占いに頼るようなインチキ采配する変人を代表監督にしてんじゃないよ! トレゼゲを出せ!、、、あ、呼ばなかったのか?
つい2年前に準優勝したせいか、今大会もフランス代表は優勝候補に挙げられてるが、ドイツW杯はジダンの引退興行だった事実を忘れている人が多すぎるように思う(汗)
フランスW杯から10年。ジズーの存在はあまりに大きかった。
ベンゼマやナスリ、はたまたアビダルフラミニといった期待できる新鋭も出てきたが、ピッチを絶対的に支配する司令塔がいないのが痛すぎる。
リベリはジダン自身が後継者などと推奨していたが、正直言って代表ではいまだジズーの2割程度も貢献できていないのでは?
つうか、リベリってそんなに凄いのかどうか、オレ自身はどうもよくわからないんだけども、、、ドリブル突破はパワフルで魅力的だけど、ジズーやピレスみたくタメがつくれるワケでもなし、実は司令塔タイプではないのでは?? 
ザックリ言えば、クリスティアーノ・ロナウド、あるいはジェラードのように中盤から押し上げて攻め上がるタイプなんだろうけど、それだったらサイドじゃなくセンターハーフにコンヴァートすべきじゃないか、と素人考えで思ったり。
ともあれ、今回のフランス代表ほど魅力を感じないチームはない。ねちねちとへばりつくようなディフェンスで相手の攻撃を受けていなすだけで、全然ファンタジーがない。
マジで予選敗退してほしい、、、と腹立つくらい、見てて退屈。選手は個人的にも好みのヤツぞろいなのになぁ、、、とにかく指揮官が悪すぎる!  選手たちが可哀想だ。ある意味、岡ちゃんどころではない罪な代表監督。


かたや、ルーマニア代表はなんだか懐かしい感じ。
8年前、ハジの引退興行試合以来。 あの当時のハジと彼の舎弟の荒ぶる黄色暴力団(爆)は、テクニックといい、攻守両面で見せる老獪さといい、プレーの端々にスパイスが効きまくっててホント、面白かった。
ハジはアメリカW杯で初めて見ていっぺんにファンになったのだが、彼もジダンのように神様のひとりだった。
さすがにあれから8年も経ったので今回の代表は完全に世代交代。 攻撃はムトゥ、守備はキヴーという攻守の要はいるものの、ハジのような司令塔はいない。 それでもさすがは東欧随一のラテン系。 ポゼッションで下回っても、ゲームはしっかりコントロール。 枠内シュートこそ少なかったが、何度か速攻カウンターできわどいミドルを放ったりして、フランス以上に見せ場はつくった。 これならオランダとイタリア相手でも勝てないまでも負けもしないんじゃないかな?
先のふたりくらいしか知ってる選手がいないので応援まではしづらいが、仮にオランダを破って2位通過してもこのチームなら許せるかも?
とりあえず、今回のフランスは最悪ですわ。 こんなのじゃイタリアにリベンジすらできない。 でも、嫌がらせみたくオランダには勝ってしまったりしそうで憎たらしいなぁ。。。



で、グループリーグ中、最初の大一番、オランダVSイタリア。
、、、こいつぁ朝からビックリだ!! 思わずうっかり八兵衛口調になっちまったぜ!
1-2でイタリアの逆転勝利と悲観的に予想していたのだが、あれよあれよという間に2点差。ダメ押しで3点目まで決まるとは思わなかった。
天敵のカテナチオに、よもやの完勝。オレンジ軍団がこれほどのカンペキな勝利をおさめたのって、前々大会のユーゴスラヴィア戦以来じゃないか?(汗)
これもオランダ史上最高フォワードのカリスマ、ファン・バステンの御威光だろうか?
新10番のスナイデルがキレキレ。出だしこそイタリアにペースを握られたが、前半途中からオランダ十八番の華麗なパスも回りだし、攻守の切り替えがスピードアップ。
イタリアはどんな相手でも攻撃の芽を摘むのが上手なのだが、今回の代表は自慢の守備陣からしてどうにもいまいち。センターバックに統率ができるカテナチオの柱カンナヴァロ、さらに彼の相棒ネスタまでいなかったせいだろうか? マテラッツィは煮ても焼いても食えない曲者のうえに得点力まであるが、ダーティなプレーばかり目立ちすぎで不安要素の塊、カテナチオを担うタマには到底なれない。
ドイツW杯での優勝メンバーとそれほど大きく変わらないのに、どうにも守備力以前に運動量まで減退したようだ。セリエが終盤までもつれて熱戦が続いたので疲労が蓄積しているせいかもしれない。 あのガットゥーゾも以前ほどパワフルではなくなったしなぁ。 まぁ、個人的にはガッツさんとデル・ピエロが見たいだけだから、今大会は結果が残せなくても個人的には構わないのだが。
今朝ほど「起きててよかった!」と思ったことはない。
こういうゲームがあるから、ナマでの観戦はやめられまへん!