『新・座頭市 I』第24話「大利根の春はゆく」

毎回スタッフと出演者のこと、クレジットにリアクションしてるだけですけど、森一生新藤兼人はあの名作『斬る』の名コンビ。おまけに夏八木勲さんがゲストとなれば、こりゃあもぅ見るしかないっしょ、という感じ。コメディリリーフなべおさみってのもエエなぁ〜♪

原作:子母沢寛
脚本:新藤兼人
監督:森一生
音楽:村井邦彦
制作:勝プロ/フジテレビ


座頭市勝新太郎
平川伝八郎:夏八木勲
かわうその源太:なべおさみ
ふじ:丘みつ子
岩渕の藤八:福山象三
お清:新海百合子
仙吉:井上博一
ほか

夏八木勲扮する平手造酒のような労咳の浪人用心棒と座頭市の交友、それに絡んでくるなべおさみ丘みつ子の腐れ縁夫婦。ともすれば、陰鬱な話になってしまうところを、なべおさみの可笑しさと丘みつ子の元気のよさが小気味よくて、救ってくれる。脚本の良さもあるかもだが、演出の案配のし加減がさすがは森一生という風情、堪能した。