オランダVSスペイン

クライフ・ダービー...なんて評され方もしたようだが、当のクライフは母国ではなくスペイン優勝を予想していたのであった。希望はドイツと対戦してのオランダ優勝だったらしいが。。。

いろいろ書き出すとキリないが、一言で云えば勝つべきチームが勝ったという事実か。オランダはやはり伝統のサッカー美学を捨てるべきではなかったのではないか、と。伝家の宝刀、スペインに勝るとも劣らぬパスサッカーで丁々発止、斬り結ぶように挑むべきだったんじゃないか。いや、勿論、それでは今大会、決勝まで残ることは叶わなかったかもだが、ハッキリ言って今回のようないぎたないゲームをするくらいなら、ブラジルに勝ち上がってほしかった。もっとも、4年後にスペインVSブラジルという夢のカードはかなりの確率であり得るような気もしてきたが。
ファンマルウェイク、岡ちゃんに人種差別的ってか侮辱発言したり、当初から好印象がなかったが、最後の最後、ファンブロンクホルストを外すに至り、キャプテンを外してまで守備に走る等、どうにも後ろ向きな戦い方が歯がゆく、とっておきの切り札を用意しておけなかったことに呆れた。結局、今までの勝利はスナイデルロッベン、個の力頼みで押し切った面が大きかったのかも。ガチガチ守備することでファウル連発→イエロー量産と自縄自縛に陥ったんじゃないか。

「よう分ったけん! 云うといちゃるがの、広島極道は芋かもしれんが、旅の風下に立ったことはいっぺんもないんで。神戸のもんいうたら猫一匹通さんけん、よう覚えとってくれい!
「そうかい、われたちも吐いた唾は呑まんとけや!
武田(小林旭)VS岩井(梅宮辰夫)『仁義なき戦い 頂上作戦』

...まぁ、今回はイマイチ、ビシッとキメられませんでしたかのう...もう、わしらの時代はしまいで...。