あえて触れないようにしていたが、、、

すでに2ちゃんねるでも語られてたようだが、、、いま話題な例の事件と絡んで「ゴルゴ13」の『芹沢家殺人事件』*1を挙げる人が多いようだが、個人的には真っ先にこの映画を思い出した。元ネタは発表年代順からして、たぶんこちらだろうし。
カンバセーション…盗聴… [DVD]

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最近地上波はもちろんケーブル等でもTVでほとんど放映される機会がない*2のが不思議なコッポラの傑作。妄想よりも奇怪でおぞましい現実が海千山千なハズの盗聴のプロをもたじろがせる、、、という展開が人間の「心の闇」をのぞかせて、背筋をぞくり、とさせてくれる。
吹替だと小池朝雄さんが例によってジーン・ハックマンをアテて名演してたのが記憶に残っている。学生時代に再放映されたときにでも録画しておけばよかったなぁ、、、残念無念。70年代のコッポラは最強監督だったのだなぁ、つくづく。
、、、しかし、こんな事件が現実に起こると*3 、猟奇犯罪ものはTV放映しにくくなるいっぽうだろうな。
追記。
うっかり忘れてたが、お台場のマンションでフィリピン人女性をバラバラにした殺人事件があったばかりでしたな。北九州の事件などよりも、アレが念頭にあったと見たほうが正しいんでしょう。

*1:ゴルゴ13」は映画から拝借したとおぼしき題材もかなり多いと感じる。まぁ、CIAがハリウッドも操っている、、、みたいな陰謀ものは(事実かどうか以前に)苦笑させられるのだが。

*2:2年前にBS-2で放映したらしいが、その前後はほとんどないのでは?

*3:実際は2002年、北九州で本件よりずっと酸鼻きわまる犯罪史上に残る猟奇事件が発覚し、主犯はすでに死刑判決を受けたのだが、、、今回の犯人は「手口」をネットで調べたりしたんだろうか?