『のだめカンタービレ』(5回目)

のだめがピアノを本気で志すに至る経緯を描く、重要なエピソードの回。上野樹里は今回も奮戦してた。さすが映画女優というべきか、真剣な表情から切なげな眼差しまで、かなりいい。本気でやってるのが伝わってくる。健気だ。
問題はやはり演出。今回はギャグ要素を減らしてたが、もっと思い切って減らすべきだった。ただでさえ情報量を詰め込みすぎなのだから。。。 主題曲にもなってる「ラプソディ・イン・ブルー」、そして千秋のラフマニノフには充分以上の時間を割くべきだった、、、どうせ演奏時間が長過ぎるとチャンネルを変えられるから、、、って下らない理由(スポンサー様への配慮!<オェッ!)で短くしたんだろうけど、そんなこったからTV屋は「志が低い」っていつまでも罵られるんだよ!
まぁ、原作も実のところかなり不器用なタッチだし、実写化も似たような案配になるのはいたしかたない面もあるかもだけど、せっかくクラシックって素晴らしい素材を扱ってるんだから、もっと大事につくってほしい、、、と思うのであった。
明るく楽しい、面白くなければTVじゃないのフジテレビ様の『月9』に、こーゆー文句つけるのは筋違いとわかってるけど、あえて書いておく。最近のドラマの中じゃ『結婚できない男』に続いてかなり気に入ってるので、余計文句いいたくなるんだよ!