「撮り惜しみ」する映画監督なんぞに、真の傑作は撮れません。

http://cinematoday.jp/page/N0009230
何度でも書きますが、ゴダールがいみじくも語ってるように、映画も撮り続けてナンボのモンです。ブランクが空きすぎたスポーツ選手が栄冠を獲得することはまずないのと同じです。キューブリックみたいなスタイルじゃダメなんです、マジで。撮りたいのに撮れない監督が世界にいくらいると思ってるんだか? 
心ある映画ファンは想起されよ。ナンボでも実例あり。
スター・ウォーズ』だけで終わってるルーカスなんぞ全然ダメだけど、スピルバーグは今でもたまに快作を撮ってるでしょ? 
黒沢清がいま力作を撮れるのも、彼にはブランクがなかったからです。個人的には青山真治は大嫌いだけど、様々な形で映画を撮り続けて、果敢に挑戦だけは続けていることをまずは評価されるべきであろう。映画作家として批判できる対象になり得ているだけ、エラいのです。ボクはエラい人に対してしか悪口を云いません!<ちょい嘘
自主映画でも何でもいい、映画監督なら毎年でも映画を撮り続けて下さい。ブランクなんて一切なしで。それが映画をゲイジュツではなく、本来の「カツドウ」にするのです。
もちろん、そういう意味ではゴジさんの新作なんて、もはや期待しようもないのだが……(泣)

「かつての映画監督たちがなぜ名作傑作を毎年のように量産できたか、理由を御存知ですか? 彼らはサラリーマンだったからです。毎日スタジオに出社して、仕事をし続け、給料をもらい、生活が安定して精神面でも平穏でいられて、仕事に専念できたからこそ、素晴らしい作品を撮ることができたのです」
byゴダール*1



*1:たしか「ゴダールの映画講議」だか何かで語ってた内容(<あえて超訳しとるからツッコミは無用に)。学生相手のおしゃべりなので、いちいち話が具体的でわかりやすくて面白いから、映画青年諸兄は図書館ででも借りて読んでね♪