クロアチアVS日本/韓国VSフランス

日本はグループリーグ敗退、悔しいながら濃厚。
ところが、隣国・韓国はフランスと引き分け、トーナメント進出ほぼ確定。なんなのだ、この「差」は?
韓国VSフランス戦はスカパーでチェックした。日本代表と何が違うって、ワンプレイワンプレイ、 「思いきり」が違いすぎる。
日本はミスばかり恐れて、何をやるにもおっかなびっくり、とにかくボールを味方にあずけようとする。
敵を目の前にしてるのに、味方に嫌われないかどうかのほうが心配になってるんである。
これぞ農耕民族、日本人最大の欠点!
江戸時代だかの五人組制度だとか、戦前の隣組制度だか、いまなお残る<共同体>への滅私奉公、おのれを殺すことこそ最上の美徳とする偽善的モラルから抜け出ていないのだ。
先日の豪州戦、ヒデの無謀ともいえる前線へのロングボールがまるで効果をあげず、イライラして仕方なかったのだが、結局、彼のみが日本代表で唯一「思いきり」よく、失敗を恐れぬプレイをしていたのである。
彼の「選手同士、仲がよすぎる」という批判もしごくもっとも。
仲良しクラブならいい戦いができるワケじゃない。
モチベーションというのは、周りのヤツらを見返してやろう、と思った時に最大限に発揮・発動されたりするものだ。

「仲間に嫌われたくない」なんて内向きの考えで、世界相手に戦えるワケがない。
敵は、内になく、外に、目の前にいるのだからして。

トルシエは自分が「敵」に回って、選手たちを挑発しまくって結果を何とか出した。選手たちはトルシエの鼻を明かそうと思い、結束し、不備のある戦術やシステムを乗り越え、何とか勝利をおさめた。

ジーコは選手に敵対することはせず、放任主義を貫いた。結果、選手同士だけで協議ばかりするうち「仲良く」なりすぎ、いざ勝負の段となるや、お互い叱咤激励することもできず、おたおたと顔を見合わせるのみ、ひたすら弱気になってしまった。

監督たるジーコはもとより無為無策、いかに戦うべきか、方向性さえ示されることもない。
選手は右往左往、監督はそれを見てみぬふり。勝てるワケがない。

ヒデはおそらくこの危機に気づいて、何度も警鐘を鳴らしたのだが、彼ひとりが奮戦したところでどうにもならない。


もちろん、選手同士、仲がよすぎたりしても、強いチームは強い。ブラジル代表しかり。アフリカ諸国も、おそらくそうであろう。しかし、仲良しであることと、勝負は別だと彼らは骨の随から知っている。それが決定的に、違う。
目の前の勝負よりも、選手同士の「仲」だの余計な思惑をピッチでも優先するのは日本くらいじゃないか?
W杯後、どんな名将が招聘されるか知らないが、誰が来ようと日本人最大の欠点である内向きなメンタリティがせめてピッチ上では払拭されないかぎり、日本は永遠に勝てないと思う。

ゴールを目の前にして、シュートチャンスがあるのに、周りの仲間にボールを渡そうなどと考えるのは、人間の本能に反する行為であろう。

他人のコトなんざ眼中になくなる闘争心、それこそがサッカーみたく絶対的な「戦い」では最終的には求められる。

人間的にわがままだろうと鬼畜だろうと、人を出し抜く才能を見い出して育てることも、今後は必要になってくるのかもしれぬ。

サッカーに限らず、企業社会だろうがどこだろうが、最後は誰かに「勝つ」しか、おのれが生き残る道はない。それが残念ながら現実だろうからして。。。

いついずこへ生まれようとも、人生は仁義なき戦いの連続なのである。。。

じゃんじゃんじゃんじゃじゃじゃ、じゃじゃじゃじゃじゃじゃん、ちゃららっちゃららら、らららら〜、ぱーんぱーんぱーーーん♪