細野晴臣@九段会館

細野晴臣&東京シャイネス、行ってきました!
セットリストは判明分は以下のとおり(間違いありましたらスミマセン!)

1.ろっかばいまいべいびい
2.風をあつめて
3.暗闇坂むささび変化
4.僕は一寸
5.恋は桃色
6.Pom Pom蒸気
7.ハイヒール・スニーカーズ
8.Lotus Love
9.夏なんです
10.CHATTANOOGA CHOO CHOO
11.終わりの季節
12.はらいそ
アンコール:
13.風をあつめて
14.幸せハッピー
15.STELLA

オープニングアクトはKAMA AINAことリトル・クリーチャーズ青柳拓次のソロ。バンジョーひとつ抱えて出てくるので延々弾き語りか? と一瞬身構えたが、さすがそうは問屋が卸さず、リズムボックスを使ったり、小道具を各所で使いながら、音響系フォークを悠然とひとくさり。横ユレグルーヴで気持ちのいい音楽。でも、もうひとつ「コク」に欠けるかなぁ? 悪くなんて全然ないんだけど、滅茶苦茶イイとまで手放しでは誉められない、微妙な味わい。こういうスタンスの人、多いんだよなぁ。。。
前座が終わると間をおかず、すぐに主賓・細野晴臣登場! 意外や背が高い感じですらッとして見える。白髪に57歳(!)という年齢を感じるが、王者の風格もあり。

「南米音楽友の会の演奏会にようこそ……」

演奏は延々、リラックスムード。リラックスしすぎなのか、本気で緊張していたのか、たぶん両方あったろう、いきなり邦楽史上に残る名曲「風をあつめて」の2番・3番の冒頭の歌詞を間違うというチョンボをやらかす御大。

「あッ、まちがえた!」

とつぶやく細野氏に場内笑。たしかに松本隆の歌詞は難しいだろうけど、コレだけはキメなきゃ! ってハイライトですからなぁ。オープニングから妙にサービストーク全開のM.C.が続くが、チョンボ以後はそれをネタにしまくるしまくる、しゃべりだけは最後に行くまでノリノリであった。
曲目は上記のとおり。個人的には細野ベストソングの「恋は桃色」がいきなり5曲めでやられてしまったり、どの曲が次に登場するやらワクワクして聴いていたが、いい意味で予想は裏切られまくり。中盤、ブルース・セッションまでやりだしたのには思わず拍手喝采。趣向としては抜群、さすがはハリー氏、ショーマンシップも伊達じゃない。
YMOからは何をやるのか、と思ってたらカラオケにも入ってる「Lotus Love」。コレは順当か。どっちかというと、「Exotica Lullaby」や「絹街道」なんて曲をやって欲しかった、、、というのは欲張りすぎか? 
ラスト曲「はらいそ」の後、「この次はモア・ベターよ!」と云うかと思ったが云わなかった<云うワケなし!
アンコールも間をおかず、すぐ始まる。この日はTV中継(夏にスカパー放映予定とか)も入っていたので、思ったとおり「風をあつめて」仕切り直しで再演。2番ちょっとあやしかったが、ナンとか歌い切る。
最後の2曲は個人的にはなじみのない曲だったが、客席は否応なく盛り上がる。やっぱりいい曲を書く人だよなぁ、と再認識。
アンコール終了後、鳴りやまぬ拍手にハリー氏登場。しかし、演奏はせず、メンバー紹介をやり直すのみ。ライヴ終了後の安心感からか、舌の回りも滑らか。今からもうひとつ聴きたかった! なんてな。
Tシャツとパンフレット、グッズに群がるファンを尻目に早々に退出。いい意味で肩の力が抜けた、ゆったり閑としたライヴだったんじゃないかと。まぁ、ホントはベースを弾く姿も見たかったんですけどねぇ。