ボスはアメリカ映画を変えた?

Dead Man Walking: Music From And Inspired By The Motion Picture

Dead Man Walking: Music From And Inspired By The Motion Picture

正確にはロックがアメリカ映画はじめ、世界各国で多くの映画人をインスパイアしていると云うべきなんだが、特にブルース・スプリングスティーンの貢献度は注目に値する。本作の主演で役者として株をあげたショーン・ペンの監督作なんて、処女作『インディアン・ランナー』以降もボスの曲を元ネタにつくってるとしか思えないような気配がある。ボスの曲名をまんま題名にした映画もかなりあるし。
ボスによるテーマ曲はもちろん、五十嵐正先生も絶賛されているミシェル・ショックトの曲が何気にイイ。
ヌスラット・ファテ・アリー・ハーン&エディ・ヴェダーのデュエットは評判になったが、ヌスラットは日本公開前にあえなく急死。『ナチュラル・ボーン・キラーズ』でもフィーチャーされたりとアメリカ制覇も夢じゃなかったかもしれないのに、惜しいことであった。