タワレコ@ブヤ〜レコミンツ@中野

フォーカス「アット・ザ・レインボー」
エス「リレイヤー」(1,380円)
ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレイター「ポーン・ハーツ」「ゴッドブラフ」(紙ジャケ、2,180円)
ブライアン・イーノ「ヒア・カムズ・ザ・ウォーム・ジェッツ」「テイキング・タイガー・マウンテン」「アナザー・グリーン・ワールド」(紙ジャケ、1,730円)
ブランドX「Unorthodox Behaviour」(1,180円)
ホッピー神山&ブラッドフォード・リード「THE BUBBLEMAN 2」(305円)
殿山泰司「JAMJAM日記」(ちくま文庫
中村とうよう「ポピュラー音楽の世紀」(岩波新書

プログレばっかなのは今週末のなんちゃってDJに備えておるのである。いくらなんちゃってでも備えあれば憂いなしなのである。何かっていうとクラブノリばかり重視する精神惰弱な(<決めつけ)青年男女諸君の酔いを覚ますごとく、バカテクで勝負なのである。オッサンはどこまでも嫌味なのである。


オレ的にイエス最高傑作は「リレイヤー」。信頼のレーベル、ライノによる2003年度<ニュー・スタンダード・リマスター・コレクション>シリーズ。いやぁ、さすがだわ、音圧も程よく、メチャ、フツーに聴き流せるイイ音! 
2001年の紙ジャケ再発は日本独自のHDCD仕様。「レコード・コレクターズ」でおなじみの武田昭彦氏の解説によれば、「全帯域にわたってパワーが漲る押し出しの強いサウンドに仕上がっている」んだそうな。で、変わってライノ盤はというと、「ひじょうにナチュラルかつ軽やかな響きを伴ったサウンドに仕上がっている」とのこと(「レココレ」2003年3月号<イエス特集>より)
週末以来、紙ジャケの「イエスソングス」を毎日聴き直しているので上記の御指摘にしごく納得。イエスってこんなにラフでバリバリした音だっけ? と思ったのは間違いじゃなかったんだな。かつてレコードで聴いた時はもっと柔らかなムードだったと記憶してるから。
「リレイヤー」は記憶にある以上にドライでシャリシャリしたサウンドで、それが変拍子ジャズロック風展開の曲調とマッチしてて気持ちイイんだけどね。
イーノ、VDGGはアーティスト自身によるリマスターだけあって、気合いが違う感じ。記憶にあるよりもずっと各楽器が生々しく迫ってくる具合で迫力ありまくり。ただ、ハミルのボーカルが意外や奥のほうから響いてくるように聴こえるとは思わなかった。まぁ、それだけより音に立体感が出たというコトなんだろうけど。間違いなく音圧はあがってるので、どのパートも小さな音でもハッキリ聴き取れるのがイイですな。
しかし、「ポーン・ハーツ」ってアルバムとして聴くのはたぶん12年ぶりくらいだ(笑)廃盤になったヤツはかつて映画見るカネ捻出するために全部売っちゃったからさ。ほとんどジャニスへ持って行ったハズだけど、覚えてないや。