西岡徳馬、カツシンとの最後の晩餐。

笑っていいとも!』をなんとなく見てたら、<テレフォンショッキング>のゲスト、西岡徳馬がいきなりカツシン話を始めたので見てしまう。晩年、京都でカツシンが最後に飲んだ夜の時らしい。
カツシン、津川雅彦らと共に夜中の3時まで飲んで、帰りがけ、「座頭市」を唄うと言い出した。西岡氏、津川が「やめろ」と合図してるのに、酔っぱらった弾みで、「座頭市は僕に任せて下さい!」なんて云ってしまい、カツシンに続いて2番を唄った。で、カツシンは横で座頭市の「フリ」を始めたんだが、西岡氏、そこへカラミに入ったはいいが、カツシンとのタイミングが合わないまま、結局、2回も「斬って」しまったんだそうな。ホントは斬られないといけないのに。カツシンとは特に親しかった津川雅彦、カツシンが帰った後で西岡氏をこんこんと説教、翌日、東映の撮影所でもことの次第をしゃべりまくり、西岡氏は大恥をかいた……てな話。まぁ、なんてことないよくあるスターエピソードなんだが、カツシンとなれば別。どんな些細なネタでも仕入れておきたいのだ。
気が滅入るネタを読んでしまった直後だったので、ちょっと溜飲が下がった。西岡サン、ありがとう、てなもんなんである。