hibikyの日々記、新企画スタート!

頭の中にゃあ、書けなかったネタがまだまだ詰まってる、そいつをちょっとでも外に出していかないコトにゃあ、ちっとばかりもったいない。つうわけで、オレの専門である映画に対象を絞り、ちょっとした映画ダイアリーをつくってみようってコトで。何のことはない、日めくりとか日々の歳時記にのってる情報に具体的な映画題名をくっつけただけですが、こういうの、形にしてメモってかないと整理つかなくなってくるんでね……ゴタクはともかく、ま、やってみまっさ。
<出来事関連>
1962年(昭和37年):黒澤明三船敏郎主演『椿三十郎』公開。
クロサワ流娯楽時代劇の極みにして、スプラッターの元祖とも。
1963年(昭和38年):初の国産テレビアニメ、手塚治虫鉄腕アトム』が放映開始(フジテレビ)
手塚アニメについては他に譲りましょ。手塚センセイは大森一樹の『ヒポクラテスたち』で御姿が拝めますな。
1973年(昭和48年):連合赤軍事件被告・森恒夫、獄中自殺。享年28歳。
官憲側をヒロイックに描く『連合赤軍あさま山荘事件』に鼻白む向きは、順当に(?)立松和平原作、高橋伴明監督による映画光の雨を見るといいかも……なんて云えないのがツライ。映画に限らないけど、国内産映像作品には、どうも近過去の事件にキッチリ向き合えた作品があんまりないような……なお、撮らない大巨匠ゴジさん年来の企画『連合赤軍』は案の定雲散霧消の様子。伴明監督はしっかり仁義を切ったのに、ゴジさんが例によってヘソ曲げた、などと風説も聞く。あの当時の空気感に向き合った映画なら、オレは近作『独立少年合唱団』緒方明監督)を推す。

<生誕>
★偉人・著名人
豊臣秀吉(1536〜1598)
いつの間にか竹中直人の当たり役になってるが、もともとは大河ドラマでの緒方拳がベストアクトじゃないか、って世評だったような。個人的には『尻啖え孫市』の中村嘉津雄あたりが好み。工藤栄一版『梟の城』の東野英二郎もイイなぁ。
J.エドガー・フーヴァー(1895〜1972)
オリヴァー・ストーンニクソン』でのボブ・ホスキンスが一瞬の出演ながらベストアクトかも。
J・D・サリンジャー(1919〜)
映画化不能な有名作家。モデルっぽい作家は『フィールド・オブ・ドリームス』のジェームズ・アール・ジョーンズはじめよく登場、米国文化のバックボーンを担う神話的人物と化してる。しかし、邦題にまでケチつけるってなどうよ、と。「ライ麦畑でつかまえて」が「キャッチャー・イン・ザ・ライ」じゃ気分出ないっつぅの!
倉本聡
唯一の映画監督作『時計 Adieu 'Hiver』(86年)は、(さだまさしの歌声で)あ〜あ〜あーああ、あーあ〜♪、、、愚作!
夢枕獏
実写映画版には『陰陽師』(01・03年)のほか、『超高層ハンティング』(91年)『餓狼伝』(95年)なんてのもあるが、忘れたほうがいい。オレは菊地秀行のほうがまだ好みかも。
高橋源一郎
『ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け』(86年)。80年代バブル期初期にパルコが放った、軽薄ネオアカブームが生み出した恥作……としかオレには思えぬ。山川直人にいまだに映画を撮らせようとしてる人間がいることが不思議だ。オレは同門の後輩だけど(爆)
ちなみに、インテリ源ちゃんがなぜか出たアダルトビデオ、見たことあります。結城かのん『乳ゲッチュー!!』なる作品(<けっこうレアよ!)。マジで音大出らしい美乳ちゃんのヌルいカラミが痛々しかったが、それ以上にニヤつきまくる源ちゃんがイタすぎた……。

★映画監督・スタッフ
ポール・トーマス・アンダーソン
石井輝男
塚本晋也
衣笠貞之助
フレディ・ムーラー

……すげぇ並びだ。一同に会したところは正直、想像したくない。塚本監督はめちゃナイスガイ、石井さんは愉快痛快な若すぎる元気じいちゃんですけど。ムーラーは意外や商売っ気たっぷりなおしゃべりオッサンだとか。

★俳優
役所広司
長門勇
児玉清
ダナ・アンドリュース
ジェフリー・ルイス
水野久美
香山美子
沢田亜矢子

……これまた濃いナラビ。ダナ・アンドリュースは『条理ある疑いの彼方に』(56年)、ジェフリー・ルイス(ジュリエット・ルイスのオヤジ)は『サンダーボルト』(74年)あたりか。

★音楽・その他
ザビア・クガート
尾崎紀世彦
田端義夫
増田明美

……コレまた濃い。正月に生まれるなんてヒトはやっぱ世に出た日からしてどっか違うのか? ザビア・クガートはウォン・カーウァイ欲望の翼』で初めて聴きましたなぁ。。。