『新・座頭市 I』第2話「父恋い子守唄」

例によって豪華ゲストが揃うが、どうやらカツシン、自己流で彼らの見せ場をつくろうとしすぎたんじゃないか、キャラ設定やストーリー展開が込み入ってわかりにくくなってる観も。自身の演出なので余計に気合が入ったんだろうが、徐々にこうしたカツシンイズムというか、座頭市というキャラが肥大して収拾がつかなくなっていくような面も目についてくる。
まぁ、お話を追わなくても、カツシンの即興演技や、ゲストと織りなす間合いや呼吸を見てるだけで充分以上におつりがくるんだけども。辰巳柳太郎とカツシンのやりとりは情感がこもっていて、ベタかもだけど、ついつい泣かされる。