『新・座頭市 I』第1話「情けの忘れ雛」

座頭市シリーズで最凶の悪親分といえば、藤岡重慶。ただひたすらに下品で狡猾で凶悪で、とにかくワルい(汗)1回くらいはイイ役が回ってきてもよさそうなものだったのに、結局、出てくるたびにワルいままだった。毎回、惨死するんだけど、本作が一番酷い死に様だったような気がする。
…え、いしだあゆみ? 出てますね(笑)<悪役しか基本的に興味がないww
悪役どもはややオーヴァーアクト気味というか、マンガチックな登場が目立つ気がする。カツシン一流、アクターズ・スタジオばりに役者の「素」も引き出すような即興演技は、ヒロインと善玉に最大限に求めてる観がある。あと、いわゆるアドリブでの逃げが許されなかったらしいのは、あの山城新伍がいかにも困惑の体で脂汗かいて演技したことでもわかる。
チンピラ小悪党の蟹江敬三も毎回さんざんな目にあわされてたが、小ずるさの出し方が巧くてどこか憎めない。石橋蓮司に至っては、最後の競演では仲良く酒を酌み交わしてたりしてた(笑)レンジィとは特に仲良かったからかなw