『新・座頭市 III』第26話「夢の旅」(最終回)

当時の新聞記事の紹介欄、カッと目を見開いた市の顔写真が忘れられない。実際に劇中にあったカットかどうかは今は覚えてないんだけど(汗)朝日新聞ね。ココまでやりたい放題やれたら、もう思い残すことはないでしょうってくらい、全く理詰めではあり得ない、カツシン本人のみで自己完結してしまったらしい原理主義的映像が延々と続く。摩訶不思議ぶりでは世界的にも唯一無比なる異形空間がブラウン管に現出。おそろしいセカイだったんだな、昔は(汗)
前衛の力で彼岸の彼方へと去った座頭市は、今もどこかで永遠に彷徨っていることだろう……。

原作:子母沢寛
脚本:勅使河原宏、中村努
監督:勅使河原宏
音楽:村井邦彦
制作:勝プロ/フジテレビ


座頭市勝新太郎
鼓の女:稲見美和子
追う男:大川修
古着屋の男:観世栄夫
大親分:勝新太郎(二役)
親分:松山真一
美少年:エム
不思議な面相の男:古谷欽一
飯屋の親爺:堀北幸
十手持ち:上田順也
不良少年1:谷崎弘一
不良少年2:藤田駿
不良少年3:葉田秀樹
胴元の男:清水紘治
代官所の平付:坂本長利
芸者:稲川順子
温女1:中島晴美
温女2:吉田けい子
にせ盲目になる乞食:中村鴈治郎
ほか