『新・座頭市 III』第12話「虹のかけ橋」

三たび、玉緒さん。今井健二さんは何度目だかわからんw蟹江敬三はおなじみすぎるので今さら触れず(汗)

原作:子母沢寛
脚本:佐藤繁子
監督:森一生
音楽:村井邦彦
制作:勝プロ/フジテレビ


座頭市勝新太郎
おすま:中村玉緒
笹子の又七:蟹江敬三
おりつ:荒井玉青
身延の勘造:今井健二
半次:有川正治
寅松:新郷隆
やり手婆:木下サヨ子
ほか

中村玉緒や荒井玉青がひとりごちる場面とか、やや説明的なカットが入るところもあるし、おそらくはさほど即興的な演出が為されずに進んだ現場では、などと想像。いまここにいない娘の姿を探し求める玉緒さんの表情がハッとするほど悲痛感に満ちていて引き込まれる。カツシンが「玉緒は女優だなぁ…」と感心し、その役者魂を我が身に重ねてやりきれなくなるほどだったのもうなずける。何度か挿入される巡礼の場面等も素晴らしく活きている(死と再生のイメージか)。殺陣の場面でのユーモアなどサービスも充分。テレビ版座頭市森一生作品ではベスト級の一本かも。