http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120216-00000048-mai-soci
成瀬巳喜男『鰯雲』が個人的にはベストワン。続いて小津安二郎『早春』。
でも、最初に見たのは『春の波涛』の松坂慶子扮する貞奴の育ての母、置屋のおかみ役だった。それでファンになったんだな。
朝日新聞等でもこれが代表作なんて書かれてたが、好演すぎるけど、さすがに違うと思った。たしかに、スターなのに邪魔ではなく、脇役で光る方でもあったんだけど。
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高峰秀子の愛人が産んだ姉弟を実の子として育てるという森雅之の妻役に扮した『妻として女として』は、評価も低いし、実際、本領とは違う方向で嫌な感じも出てしまってたが、印象には残っている。
邦画で好きな女優10人のうちに入る人だったが、作品歴をくまなく追うより、出てくると見入ってしまう方という感じだった。作品や演技自体より、立ち居振る舞いや姿を拝めたらいい、というタイプの方。昭和という時代が生んだ得難いスターがまたひとり、世を去ってしまった。。。