『新・座頭市 I』第16話「駆込み道中ふたり旅」

スガカン! 蟹江敬三!!…とヒロイン・加賀まり子より悪役に反応するボンクラwwスガカンは『座頭市物語 第22話「父と子の詩」』では不完全燃焼ぎみだったが、今回は大爆発!

原作:子母沢寛
脚本:沖守彦、岩元南
監督:黒田義之
音楽:村井邦彦
制作:勝プロ/フジテレビ


座頭市勝新太郎
お香:加賀まり子
美濃吉:菅貫太郎
仙次:蟹江敬三
源八:小野川公三郎
喜六:遠山欽
松:石津貞義
久太:野内忠臣
船頭:浜村純
ほか

スガカンの蛇を思わせる、陰険で執念深く、粘着質な悪役ぶりが見もの。役者あがりの親分なんて異色の設定で、甲高い高笑いをしたかと思うと、キリキリキリ…と歯ぎしりしだす。怖いというかあまりにあまりで笑うしかないんだけど、名演です。悪役だけならシリーズでも五指に入るかも。
スガカンが強烈すぎるせいで、蟹江さんはともかく、肝心のヒロインの加賀まり子がワリ食ったとまで言わないが、いまいち印象が薄くなってしまったかも。いつになくしおらしさも見せるお女郎役で、カツシンとの絡みもいい雰囲気なのだが、とにかくスガカンがそれ以上に凄かった(笑)