『坂の上の雲』第12話「敵艦見ゆ」

予想:ロジェストウェンスキーの出番なし??


二百三高地』で結局2週分使ってしまったもんなぁ…仲代達矢&タンバのさだまさし映画wでやったからあんなに綿密に描かなくても、と思ったのはオレだけか?? アベちゃんは多忙すぎて出番が激減してしまったんじゃないか(苦笑)陸軍の戦闘場面は原作最大の読みどころなのだが、想像力は相当に必要というか、解読に疲れるところではあったし。はてさて?



追記。チキショー、上記で↑「ノシベの場面だけは出てくる」と予言しておくべきだった! 原作を読み返してて、ココだけ映して後はナレーションで処理すると予測したのに…いまの時点でこう書いてもいわゆる「後だし」で信用してもらえないだろうし(泣笑)

制作発表以来、足掛け8年近くに及ぶ映像化プロジェクトもついに来週でいったん終了。長いようで短かった。いや、まだ終わってないけどw

現時点で評価を下すのは早計かもだが、個人的にはいわゆる「大河ドラマ」仕立てではなく、『映像の世紀』的要素を加えられなかったか、ということ。映像化にあたって、原作者とはまた違うスタンスから描くという独自の批評的観点のようなものをもっと強調できなかったか。そのためには再現ドラマではなく、「実写」を挿入する等、『映像の世紀』をやれたNHKならではのアプローチを見たかった気がする。もしかしたらこれからサイドストーリー風に、「ネタ」としてとっておいてあるのかもしれないけどさ(汗)それならそれで大いに結構だが。

乃木とステッセル、いわゆる水師営の名場面は『二百三高地』でも描かれなかった。これは今なお続く「米国統治以降の戦後民主主義」の影響によるものと見ていいのかもしれず。戦前の軍国主義教育で軍神として称揚された人物については少なくともテレビで英雄然とした風情で描き出せないのだろう。

後述予定。