ＧＷ最後のプレゼント！ なんて具合に、ドラマティックな幕切れであった。
バルサ伝統の縦横無尽のパスワークも、チェルシーのハードなチェック（＋後ろから蹴りまくり！）の前にこまめに潰されて、なんと枠内シュートは最後まで１本（！）。ツェフはスーパーセーヴを見せるまでもなく、ロスタイムまで過ごしていた。ところが、最後の最後、イニエスタの目が覚めるようなミドルシュートが一閃、勝利のアウェイゴールが決まる。先週のカーサ、カンプノウのゲームでも最前線でチャビ以上に存在感を見せていただけはある。天才だね！
ダニエウ・アウベスのクロスをエトーが折り返し、それをボレーで叩き込んだのだが、アウベスはひとりドタマに来てて退場寸前、各所でチャンスを消してしまい、最悪のプレー。ローマでのファイナルは出られないのに狂喜乱舞、解説の川勝良一氏も思わず「反省しなさい！」とコメントするほどで。
エキサイトしたのはドログバも同様。決定機も結局、決められないまま。アビダルのファウルを誘って退場に追い込んだが、このジャッジ、かなり微妙だったゆえにゲームを壊したように思う。９人になったバルサはそれまで以上にラインをあげて、死にものぐるいで敵陣に切り込んだので。
ゲーム終了後も審判にしつこく抗議してイエローをもらっていたが、ドログバもなんだかバラックやネドベドみたく、「シルヴァー・コレクター」の仲間入りしそうな雰囲気。しかし、あのガタイと形相で迫られたら生きた心地しないよなぁ...ウチのチャチいモニターで見てても怖かったもん（冷汗）卑語連発でした。日本ではともかく、あっちでは放送してよかったのかいな？？
バラックも怒りすぎ。コイツも怖いよなぁ〜...
チェルシーは今季はコレが限界のような気がする。今回もトンデモないドライヴボレーを叩き込んで度肝ぬいたエッシェンの数人分以上の奮戦がなければここまで来れたかどうか。ジョー・コールもいない、リカルド・カルバーリョも脱落...と主力の怪我も相次いだし、さらに昨季に続く監督交代劇で選手たちのストレスも蓄積しまくってたと思う。運良くファイナルへ進めたとしても、ユナイテッドには勝てたかどうか疑問。
バルサにせよ、マルケスにアビダルの出場は微妙かムリだし、守備面で不安アリアリだから、ルーニー・テベス・クリロナあたりの切り込みに耐えられるかどうか？
いずれにせよファイナル、予想＆希望どおり、ユナイテッドVSバルセロナと最高の対戦が実現！ いやー、今年も楽しませてもらえそうだわい！
