土曜日、BS-2で第81回アカデミー賞授賞式、総集編が放映されたので、ようやくチェック。今回ばかりはWOWOWで全編見るべきだったと後悔...
キチンと確認してないんですが、総合演出はあの『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマンだったんですって? プレゼンターも今までと趣向を変えて、各部門をまとめて紹介するとか工夫を凝らしていたようで、今さらでこの期に及んでの観もあるけど、ナカナカ営業努力するじゃないのハリウッドも。
総集編しか見られてなくて、ほかにも見せ場があったハズだから確言はできないけど、個人的に印象に残ったのは、レッドカーペットではヴァージニア・マドセン、客席ではダイアン・レイン(というか、カノジョばっかヌキで撮ってたような気までした...)、プレゼンターではクリストファー・ウォーケン、ジョエル・グレイ、ゴールディー・ホーン、ウーピー・ゴールドバーグ、そしてソフィア・ローレン(!)...なんて、思いっきり趣味が古いのがバレバレのナラビ(笑)
作品賞・監督賞など主要部門を制覇した『スラムドッグ&ミリオネア』はあのダニー・ボイルですか。ハリウッド進出には失敗して消えたと思ってたら復活してしまいましたね。
インド=ボリウッドとアメリカ=ハリウッドは似て非なる存在、今後どこまで実質的な提携なり交流が進むかは疑問だけど、ハリウッドにミュージカル映画が増えるとしたら、それはかなり喜ばしい傾向かも?? (いきなりな例ながら)鈴木則文カントクも言われてましたが、「ミュージカルを撮れなくなったら映画はオワリ」と、オレも実感として思いますので。
芝居を語り聞かせるばかりで「見世物」じゃなくなったら、それはもはや映画本来の姿である「興行」ではなくなるから...というシンプルながらも厳格なる現実的理由があるんですけれども。
映画は断じて「ソフト・コンテンツ」などではなく「ショウ・ビジネス」なのだ! という宣言を(無謀にも?)したあたりが、今回のアカデミー賞授賞式、最大の見どころだったのかもしれません。少なくとも、個人的にはそう思いたいです。
映画とは、芸能とは、本来、唄って踊れて、笑わせ泣かせるスターを眺めて楽しむモノ。映画が本来の興行、“カツドウ”に「原点回帰」できれば、映画館にまた観客も集うようになるのでは?
「ここではないどこか」...異界にして彼岸、ハレの別空間へと誘ってくれる場所だからこそ、映画は映画たり得るハズです。。。
映画の未来はバズ・ラーマンが握ってる! と勝手に期待しましょう、とりあえず。*1
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で、『ムーラン・ルージュ』ってやっぱりフレディ・マーキュリーの存在なしに語れない映画なんじゃないかってずっと思ってまして。
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死病に取り憑かれても、生きるかぎり、唄い踊り続ける! それがショウ・ビジネス!
ショウは続けねばならぬ!!!