『要塞警察』。

日曜洋画劇場』でリメイク版『アサルト13 要塞警察』を見た。うーん、☆☆半というトコか?
真夜中、降りしきる雪の中でのガンアクションはかなり見ていられたというか、わりと高い評価あげてもいいんじゃないか、と。
、、、ただ、オリジナルにあった、どうにも低予算で安っぽいツクリなのに、さりげなくもにじみでる男気といった70年代アクション映画が持ってた味わいみたいなのはやはり失われてはいて。
うまく形容できないが、味覚に例えれば、タバコがドラッグに変わったくらいの差はあるんじゃないか。いや、実際劇中の小道具としてもそうなってたけどね。
ジョン・カーペンターみたくハワード・ホークスの影響バリバリで簡潔な語り口に突発的なアクション! みたいなノリを出せばいい、ということじゃなく、やっぱり時代が変わってしまったということなのかなぁ、と。
妙に設定を混み入らせたり、説明が過剰になったりするトコは正直うざったい。なんでもかんでもシンプル・イズ・ザ・ベストがいいというワケじゃないが、巧くもないのに妙に手数口数多くして間を保たせようとしたり、誤摩化そうとしたりするのは見苦しい。カーペンターがいまだに素晴らしいのは、やることなすこと、とにかく「潔い」トコなんだよな。それこそが彼の最大の美点であり、ひいてはアメリカ映画が持っていた強みなんじゃないか。
、、、久々にそんなことを思いながら見てしまいましたですよ。

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、、、しかし、ローレンス・フィッシュバーンを見るたび、いまだに『地獄の黙示録』の頃の少年兵姿を思い浮かべてしまうのはどうにかならんだろうか?(汗)10代の頃は小柄で痩せっぽちでひ弱なイメージだったのに、トシ食うとあんなにコワモテになってガタイも変わるモンなんですねぇ。竹内力みたいなモンなんでしょうか?(爆)