「引退」を描く映画。

朝もはよから、ダチからいきなりメール。奥さんに正確には「人の引退を描いた感動作ってナニかある?」と質問されたので、リストアップしてみてくれ、という。愛妻家じゃね。好きよ、そういうアナタ(はぁと)<オェッ!(C)安原顯
つうわけで、記憶をたどったり、なんとなくキーワードで検索したら、ありがちなシチュエーションのようで、意外となかったり。老いた教師が定年退職の日、過ぎ去った日を懐かしむ……みたいな画がパッと頭に浮かぶんだけどなぁ。

『生きる』:志村喬主演、黒澤明監督
ラブ・オブ・ザ・ゲーム』:ケヴィン・コスナー主演、サム・ライミ監督
イヴの総て』:アン・バクスターベティ・デイヴィス主演、ジョゼフ・L・マンキーウィッツ監督
アバウト・シュミット』:ジャック・ニコルソン主演
『男の花道』:長谷川一夫主演、マキノ雅弘監督
『HANA-BI』:北野武監督・主演
山の郵便配達
『村の写真館』:藤竜也主演
『ミスター・ノーボディ』:ヘンリー・フォンダ主演
『赤い河』:ジョン・ウェイン主演、ハワード・ホークス監督
『ラスト・シューティスト』:ジョン・ウェイン主演
『死のロデオ』:ロバート・ミッチャム主演、ニコラス・レイ監督
『真昼の決闘』:ゲーリー・ク−パー主演
許されざる者』:クリント・イーストウッド監督・主演
人生は琴の弦のようにチェン・カイコー監督
スパイ・ゲーム』:ロバート・レッドフォード主演
『陽のあたる教室』
『野いちご』:イングマール・ベルイマン監督
『限りなき前進』:内田吐夢監督
『晩菊』:杉村春子主演、成瀬巳喜男監督
『人生とんぼ返り』:森繁久彌主演、マキノ雅弘監督
トスカの接吻』:ダニエル・シュミット監督
『センチメンタル・アドベンチャー』:クリント・イーストウッド監督・主演
『昼下がりの決闘』:サム・ペキンパー監督
『ケーブルホーグのバラード』:サム・ペキンパー監督

……こんなモンでしょうか? 
なんだか大往生だの老残の虚しさを描いたのとか、ごちゃごちゃ混じってるけど、いいか。
ベテランと若者の対決というコトなら一杯あるんだけどなぁ。『北国の帝王』とかさ。刑事ものでも腐るほどあるよね。クロサワの『野良犬』とかさ。『セブン』もそうだった。
一度引退した男が組織に呼び戻されて、、、みたいな設定もアクション映画の定番。シュワちゃんの『コマンド−』とか。
あるいは老いた殺し屋が若者を指導する、ってのなら『殺しのテクニック』『メカニック』『アサシンズ』なんてのもあるけど、コレは引退そのものとは違う。
引退後の悠々自適生活を描く、みたいな話のほうが増えてる気はするね。大杉漣さんの主演するサーフィン映画もそうでしょ? 
まーでも、もうちょっとありそうなモンだよなぁ。オレの脳内データバンクはもうアテにならんわ。