YMO「U・T」(「BGM」収録)

細野春臣「どうも、失礼ィィィ、司会の細野春臣です。出演はイエローマジックオーケストラ高橋幸宏さんと坂本龍一さんです。どうも」
高橋幸宏「どうも」
坂本龍一「ドォモ」
細野「まず高橋さんからうかがいますが」
高橋「はい」
細野「『U・T』という言葉をごぞんじヂヂヂ…」
高橋「いぇ、“Y・T”なら知っていますが、『U・T』についてはあまりよく知りまっしぇん」
細野「そうですかカカカ…坂本さん、『U・T』というのはどういう意味なんでしょうか?」
坂本「まァァァ(?、聞き取り不能)…チョージゲンテキ、ソンザイデス」
細野「そぅ〜おぉですかカカカ…ところで、この曲の高橋さんのドラム、すごいですね」
高橋「ええ、すごいです」
細野「はぁ。じゃ、『BGM』のこの曲、お聴きになりますか?」
高橋・坂本「ま・さ・か」

オレが生まれて初めて自分で買ったアルバム、いわゆる“ハジレコ”はYMO「サービス」だった。ミュージックテープだったけど、まぁいいだろう。最初に買ったレコードはオフコース「We Are」、そしてYMO「BGM」であった。最新ヒットチャートもラジオのリクエスト番組等でチェックしていたが、その当時から流行りものはそれだけで敬遠ぎみで、それよりもFMでひと昔前の名曲をチェックしたりするほうが好きだった。要するに、単純に古いモノ好きなんだよね。
まぁ、人間関係の場合は、顔見知りがはげしいとかそういうわけでもなく、初対面の人でもそこそこ話せたり、食べ物も賞味期限過ぎたのは捨てたり、旅行先や外出先もとにかく今まで行ったコトないトコを選んだりするけど、CDや本、映画に関しては、もーどーしよーもなく圧倒的に古いモノ一辺倒。自分でもいまいちよくわからない。歴史マニアの性ゆえなのか、どうか。

「細野! 高橋! 坂本!」
「生きてるぞッ!!!」