ロイ・シャイダー『JAWS ジョーズ』

放映されるたびに見直してるパニック映画の歴史的名作。吹替版も一体何バージョンあるのやら、調べてみたい気もするが、なにやら考えるだけで気が遠くなる気配も。だって、ほぼ毎年やってるでしょ、コレ?
朝日新聞の朝刊番組欄じゃ、「新日本語版で登場! パニック映画の金字塔」なんて出てたが、今回の新録は今までになく、翻訳が細かく修正されていたような。またぞろ、直訳調になってそうな気配。あとさ、これは吹替演出サイド(ムービーテレビジョン)の問題だろうけど、「切り方」も「またぎ方」も雑で、見ててトーンダウンすることたびたびだった。倒産寸前、会社の屋台骨が揺らいでるのは知ってるけど、もうちと心のこもった編集はできなんだかね? 長年のファンがついてるシャシンなんだからよゥ。
声は主役3人とも基本的には問題なしか。ロイ・シャイダーは『フレンチ・コネクション』『ブルーサンダー』等ハマり役のミッチー・ハザマ(羽佐間道夫)。もっとも、今回はさすがにトシ喰ってきたせいか、一部苦しかった気もするが、許す。ロバート・ショウ瑳川哲朗。海千山千サメハンターを胴間声で熱演してたが、個人的にはこの役なら内海賢二がサイコーだった記憶が。リチャード・ドレイファス樋浦勉…じゃなくて堀内賢雄。生真面目で強情っぱりなインテリ海洋学者役、そつなくハマってます。