ちゃんばら育ち。

仕事ネタ探しを兼ねて「実録テレビ時代劇史 ちゃんばらクロニクル1953-1998」能村庸一著、東京新聞出版局)を読む。テレビ黎明期の時代劇シーンが俯瞰できる良作らしく、読んでいて発見多し。人に歴史あり、テレビに歴史あり。子供の頃、家族でNHK大河ドラマを見たり、ひとりで『水戸黄門』や『江戸を斬る』(西郷輝彦主演版)を見た記憶が甦る。カツシン勝新太郎)の『新・座頭市も見ていたハズ。最終回、「市の眼があいた!」という番組紹介を読んで、子供心に「市、目が見えるようになるんだ?」なんて勝手に感動した記憶がある。件の最終回『虹の旅』&『夢の旅』は、通常のTVドラマ制作費の何倍もつぎこんだと噂の高い勅使河原宏監督作品だが、実はしっかり録画してあるのにまだ見てません! スミマセン。ガキの頃確かに見たと思い込んでいただけ。今も傍にビデオがあるんだけど、なんだか見ちゃうのがもったいないなぁと。